適用範囲が広いGo言語

Go言語の適用範囲は広い

Webサーバ

Go言語にはNet/httpパッケージがあるので外部Webサーバソフトを導入せずにWebサーバ構築が可能です。サービス開発とサーバ構築を同一のプログラミング言語で実行できるので、開発プロセス全体の作業効率が向上します。また、シンプルかつ高速処理を実現している点も、Webサーバ開発において大きな効果を発揮します。

スマートフォンアプリ

Go言語にはGo MobileやGo Cloudといったスマートフォンアプリ開発に使用できるツールが備わっています。対応範囲も広く、Go言語で開発したアプリケーションはiOSとAndroidの両方に対応しています。様々なプラットフォームで動作するスマートフォンアプリ開発が可能なことから、多くの企業で採用されています。

IoT

Go言語におけるIoT開発で用いられるのが、Gobotというフレームワークです。高度な組み込み開発に用いられ、ロボットやドローンといったIoTデバイスに適しています。Gobotはネットワークを介した複数のデバイス間での通信機能が備わっており、遠隔操作やセンサー情報の送受信を簡単に行えます。シンプルかつ高速処理が可能なGo言語は、システムが複雑化しやすいIoT開発において最適な言語といえるでしょう。

CLIアプリケーション

CLIアプリケーション開発が可能な点もGo言語の魅力の1つです。CLIとは、コマンド入力によって画面操作を行うインターフェースです。代表的なものとしてLinuxやMacなどのターミナルが挙げられます。OSやバージョン、プラットフォームに依存せず開発できる点が、CLIアプリケーション開発において効果を発揮します。様々な環境で動作するCLIアプリケーションを効率的に開発できるため、多くの現場で用いられています。ユーザーフレンドリーなコマンドラインツールの開発において、Go言語の特性が大いに活きるでしょう。

APIサーバ

Go言語はAPIサーバ開発にも向いています。APIとは、ソフトウェア機能を共有して外部アプリケーションとの連携を可能にするインターフェースです。Go言語には例外処理の機能が備わっていません。そのため、コードがシンプルで誰が読んでも理解しやすく、保守性も高水準を維持しています。加えて、並列処理が可能なので高いパフォーマンスを発揮するAPIサーバ開発に適しています。

まとめ

以上が、Go言語でできることです。これだけシンプルかつ適用範囲の広いプログラミング言語は他にありません。事実、多くの企業がGo言語の実用性に注目し、積極的に導入しています。上記で挙げた中に興味のある、あるいは勉強中の分野が含まれているなら、この機会にGo言語を習得してみてはいかがでしょうか。

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