Go言語の特徴

シンプルな構文が特徴

今注目のプログラミング言語

Go言語はGoogleが開発したプログラミング言語です。シンプルかつ高速な処理が可能で、様々なサービスの開発に用いられています。代表的なものでは、「YouTube」「メルカリ」「ぐるなび」などがGo言語を用いて開発されたサービスとして挙げられます。構文がシンプルなため誰が読んでも理解しやすく、複数のエンジニアが並行してコーディングできる点も特徴の1つとして挙げられます。大規模システムの開発に向いており、処理速度も速いので作業効率が大幅に向上します。

Go言語が開発された背景

近年は技術の進歩に伴い内部構造の複雑化や開発段階における生産効率の低下が業界内における大きな課題として挙げられていました。そこでGoogleは、プログラミングの環境を改善することを目的にGo言語の開発に踏み切ったという歴史があります。つまり、手軽かつ効率的にコーディングできることを追求したのがGo言語です。Go言語の開発には世界的なコンピュータサイエンティストのケネス・レイン・トンプソン氏やロバート・C・パイク氏が携わっています。C言語の構文をベースにしながら、より簡潔にコーディングできるのがGo言語です。2009年に開発され、2012年にリリースされた新しいプログラミング言語でありながら、その実用性の高さから多くの企業が採用しています。
アメリカの企業が行った調査によると、2020年時点の「エンジニアが学びたいプログラミング言語」において堂々の1位を獲得しています。現在も需要は伸び続けており、それに伴いアップデートが行われています。歴史のあるプログラミング言語に比べると知名度は劣るものの、今の勢いが続けばいずれはJavaやPythonに並ぶプログラミング言語として確固たる地位を築くことになるでしょう。

他のプログラミング言語との違い

Go言語は他のプログラミング言語と比べて機能が最小限に抑えられています。例えば、JavaやRubyに備わっている例外処理や継承などの機能がGo言語にはありません。安全性とシンプルさを追求した結果、これらの機能は削ぎ落とされました。これまで他のプログラミング言語を使用してきたエンジニアにとってはデメリットに思えるかもしれませんが、生産効率を考えれば効果は絶大です。また、C言語やJavaと似た構文なので、ある程度のスキルを有するエンジニアであれば最小限の労力でGo言語を習得できます。そのため、エンジニアに習得させやすいという理由で企業が採用するケースも増えています。汎用性の高さも相まって、システム開発に新たなプログラミング言語を導入したいケースにおいても大きな効果を発揮します。

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